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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第12話 あらすじ(2014.6.19放送)

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所要時間 約 1分

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あらすじ
ツルイ警備代表、鶴井浩二の元側近・森田勝利は、朝倉草平への復讐を決意。北柴田法務大臣の令嬢・マリエを拉致監禁する。
マリエからの連絡を受けた朝倉は、その背後に森田の気配を感じて、マリエのもとへ赴く…。
一方、鶴井浩二は「日本総警備計画」に代わる新たな計画を立案。その計画のリーダーに特防課と敵対する柏木警視長を任命する。
朝倉の上司・叶美由紀は柏木の不審な動きを察知し彼を尾行するが、その身に危険が迫る!
 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第11話 あらすじ(2014.6.12放送)

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所要時間 約 5分

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あらすじ
警察庁特殊防犯課と対立するツルイ警備の鶴井浩二(吉田鋼太郎)が、朝倉草平(伊原剛志)に接近。独裁者のごとく世直しを目論む鶴井は、朝倉から大きな損失を強いられながらも、朝倉の政治家としての素質を見出し、仲間に引き入れようとしていた。だが朝倉は、これまで以上の圧力や妨害を覚悟し、鶴井と闘うことを決意。上司の叶美由紀(安達祐実)に報告する。さらに、鶴井に捨てられた森田勝利(川野直輝)に対して償うことも心に決める。

一方、豊島署の巡査・辻恵一(松下洸平)は、北柴田法務大臣の令嬢・マリエから朝倉と婚約したと聞かされる。辻にとっては信じ難いことであたったが、警視庁の警視・伊達鉄人(川平慈英)は、朝倉の相手が叶でなかったことに一人喜んで……。

叶の使いでスイーツ店へ赴く朝倉。その背後に男の影が忍び寄る──森田だ。気配を感じた朝倉は振り払おうとするが、そこに現れたのは伊達であった。早速、婚約の件を確かめに来たのだ。だが、朝倉と伊達の話はいつものごとく、まったくかみ合わない……。その時、近くで悲鳴があがる!
 人々が散り散りに逃げる中、一人の女性が奇声をあげながらバットを振り回している。すでに殴られた人たちが、何人か倒れていた。朝倉が駆けつけ、女性を取り押える!

その女性は、夫と二歳の息子と暮らす専業主婦の深田麻由(黒坂真美)。近所の人たちによると、おとなしくて一生懸命に子育てをする麻由は、とてもバットを持って暴れるような人間ではないという。
一名が頭蓋骨骨折の重体、三名が打撲による重症を負っているにもかかわらず、辻と伊達の取り調べに対して、麻由は何も覚えていないと供述する。一方、単独行動をしていた朝倉が麻由の足取りを掴む。麻由は事件を起こす直前に『アロマの天使』というオイルマッサージ店で、マッサージを受けていたのだ。

「吸わせすぎなんだよ!それであの女は事件起こしたんだぞ!」事件をニュースで知った『アロマの天使』の店長・西崎良介(石垣佑磨)は、セラピストの安藤留奈(立花彩野)を激しく責め立てる。「警察に目をつけられたら意味がないんだよ!マッサージでカモフラージュしてるのはなんのためだと思ってんだ!」
麻由にしつこくハーブを要求されたと弁解する留奈。育児ノイローゼの一歩手前の麻由は、精神的に追い詰められて、ハーブに救いを求めていたようだ。

通り魔事件を調べる朝倉の元に、大藪公平の秘書・西村(祖父江進)が訪ねて来た。「大藪先生の容態が芳しくないんです。お父様は、今でもあなたに跡を継いで欲しいと願っています」と西村は告げるが、大藪には二度と会わないと決めた朝倉の気持ちが揺らぐことはなかった。
この時、朝倉を付け回していた森田は、二人の会話を耳にする。「朝倉草平は……大藪公平の隠し子?……なのに、なぜ……」

辻の捜査で、麻由が『アロマの天使』で入手したハーブを吸引したせいで、事件を起こしたことが明らかになる。だが分析の結果、規制対象外の脱法ハーブと判明。悔しがる辻は「やっぱり矯正執行ですよね!」と自ら『アロマの天使』へ潜入すると意気込む。

「男でも雇ってもらえるの?私が潜入してもいいわよ」と叶も協力を買って出るが、「叶さんにそんな危険なことはさせられない」と、結局は伊達が潜入捜査を行うことになる。アメリカで経験を積んだセラピストとして『アロマの天使』に雇われた伊達は、一躍客の人気者に。同時に、西崎店長の信頼も勝ち取る。「お前もそろそろいいだろ。希望した常連にこっそり売ってくれ」とスペシャルハーブを差し出す西崎。それは、一袋一万円で販売している脱法ハーブだ。そこへ客を装った朝倉が訪れて……。

西崎は、朝倉と伊達が警察の人間と分かると「このハーブは違法じゃない。育児で疲れ果てたあの女を、俺が助けてやったんだ」と弁明を始めるが……。朝倉は「お前が彼女を狂わせた。夫と子供の人生も狂わせたんだ!」と麻由の敵を取るべく、矯正執行に入る!
 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第10話 あらすじ(2014.6.6放送)

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所要時間 約 6分

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あらすじ
スナック経営者の三嶋幸恵(水木薫)が、店で死んでいるのが発見された。豊島署は自殺と判断したが、遺体の傍らには亀の置物が残されているだけで遺書はなく動機は不明であった。遺体の引き取りに来た息子の陣内幸助(大和田健介)に対応する巡査の辻恵一(松下洸平)。警察庁特殊防犯課の警視・朝倉草平(伊原剛志)も同席する。だが、幸助は遺体の引き取りを拒否。18年前、男をつくって駆け落ちした幸恵は、戸籍上では他人だというのだ。「でも、あなたを産んでくれたお母さんですよ」と辻は言うが「母親の愛情なんか感じたことがない」と幸助は言い放つ。そんな中、幸助は子供の頃からの持病だという喘息の発作を起こしてしまって……。

幸恵はスナックの経営不振のため、悪質な業者から五百万ほど借金をしていたが、弁護士の瀬野典之(大浦龍宇一)に相談し債務整理をしていたことが判明する。その弁護士はテレビコマーシャルにまで出演し、『多重債務や違法な金利のご返済でお困りの皆さま。一度、太陽とひまわり法律事務所へ!相談料は無料、ご安心ください』と呼びかけていた。「いい弁護士さんでしたよ」と辻は言うが、朝倉は瀬野のことが気になった。

その頃、特防課──「君たち、ツルイ警備に首を突っ込んだだろ」と柏木警視長(宅間孝行)が探りを入れていた。叶美由紀(安達祐実)は否定するが、既に警視庁・鶴亀会の上層部はそのことを察知していた。

朝倉によって、ツルイ警備訓練キャンプ“ルキフェル”の計画を阻止された後、失踪していた森田施設長(川野直輝)がツルイ警備代表・鶴井浩二(吉田鋼太郎)の元に戻って来た。「汚名返上の機会を。私にもう一度ルキフェルを再開させてください!」と土下座するが……。「お前はもう、私の欲しい人間ではない。出てゆけ」鶴井が森田を受け入れることはなかった。

朝倉の指示で、幸恵の調査を続けていた辻は、さらに幸恵が闇金から借金をしていた事実を掴む。早速、朝倉がその闇金業者・高坂(長江秀和)を締め上げたところ、幸恵がオレオレ詐欺の被害に遭っていたことが判明する。

幸恵のスナックを調べる朝倉は、幸恵と幼い幸助のツーショット写真を見つけた。さらに煎餅の空き缶の中に、ある物を発見して……。

その後、朝倉は瀬野弁護士を訪ねる。幸恵は借金を整理した後に、再度、瀬野に相談をしていたことが明らかになるが……。「さすがに二度目は無理ですよ。本人に更生の気持ちがないんじゃ、助けることがその人の為にならない」と瀬野は言う。18年前に別れた幸助の情報を、オレオレ詐欺の連中はどこで仕入れたのだろうか? そんな疑問をぶつける朝倉。「個人情報の漏えいは大きな問題です。それで多重債務者が二重三重の詐欺にあってしまうんです。そんな弱い人たちを私は助けてあげたい」と瀬野は使命感を語り始めて……。

「数社から五百万ほどの借金を。助けてください」警視庁の警視・伊達鉄人(川平慈英)が瀬野の元に債務整理の相談に訪れる。瀬野は快く引き受けるが……。
伊達が去った後、瀬野は伊達の個人情報をとある業者に売りつけた。「親は貿易会社をやってるようだから、一千万や二千万はいけると思いますよ」と。

特防課──特別に設置した電話の前で待機している朝倉、叶、伊達。かかって来た電話に渋々叶が出る。「ママ、テツトだよ」と伊達を名乗るその男は、典型的なオレオレ詐欺で……。
瀬野は、朝倉と伊達が仕掛けた罠にはまったのだ。伊達は、瀬野を逮捕しようと息巻くが……。朝倉は叶に、「害虫退治の前にやることがあります」と告げた。

再び、辻と共に幸助に面会する朝倉。「払えないんだったら息子に払ってもらう」と幸恵が闇金に脅されていたことを伝える。つまり、幸恵は闇金に追い詰められた末、幸助に五千万の生命保険を残すために自殺したのだ。「最期まで愚かな女だ」とこぼす幸助の前に、朝倉はおもむろに亀の置物を差し出す。それは喘息封じの神社の置物──幸恵はその神社にお百度参りをする度に、その亀を買っていたのだ。朝倉が見つけた煎餅の空き缶には、二百十六個の亀が入っていた。「あなたに詫びることさえできなかった罪の、償いだったんじゃないでしょうか」そんな幸恵の思いがようやく幸助に伝わる。「……母さん」と幸助は涙をこぼすのだった。

そして、朝倉は伊達と共に瀬野の元へ。朝倉に言葉巧みに誘導された瀬野は、「たいして金にもならないのに、借金まみれのクズを助けるのはイメージ戦略だ」と本音を明かした。幸恵の自殺に心を痛める様子は微塵もないようだ。さらに、騙された奴が馬鹿なんだと言い放つ。そんな瀬野に、矯正執行を施す朝倉。それを目の当たりにする伊達は、ただ驚くばかりで……
 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第9話 あらすじ(2014.5.29放送)

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所要時間 約 6分

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あらすじ
警察庁特殊防犯課の警視・朝倉草平(伊原剛志)は、豊島署の巡査・辻恵一(松下洸平)と共に、ツルイ警備訓練キャンプ“ルキフェル”の潜入捜査を続けていた。
人里離れた山奥の施設に、ツルイ警備代表の鶴井浩二(吉田鋼太郎)が視察に訪れる。森田施設長(川野直輝)が心酔した目で見つめる中、演説を行う鶴井は、国の現状を憂いながらも、この国を護り、次の世代に残すことが重要だと説く。「すべては諸君が行う日本総警備計画にかかっている」と力強く話す鶴井を、朝倉はじっと見据える。

「そういう目をした人間は味方にするか、でなければ徹底的に叩き潰すべき相手だ」森田のはからいで、朝倉に対面した鶴井はそう告げた。
「日本総警備計画の真の目的」について朝倉が尋ねると、「この国を助けるためには私のような強いリーダーが必要だ」と鶴井は国政に打って出ることを明かした。
「君たちはそのために集められた精鋭なのだよ。特に君には期待している」と朝倉に森田の補佐を命じる。だが朝倉は、その計画には別の目的が隠されており、“ルキフェル”は捨て駒なのかもしれないと睨んだ。

視察を終えた鶴井を森田と朝倉が見送る。潜入した女性ジャーナリストの対処法を尋ねる森田に、「お前は私が何をしてほしいか分からなくなっているのか。私を失望させるな」と鶴井は言い捨て去って行く。森田が困惑する様を、朝倉が見つめる…。

その後、朝倉は鶴井の目論みを探るべく、鶴井との一件で落ち込んでいる森田を言葉巧みに誘導し、緊縛催眠を施す。
催眠状態の森田は、幼少の頃のことを話し始める。森田が自分と同様に親との縁が薄かったことを知って、朝倉は同情を寄せるが…。
「父親に恋い焦がれる一方、根底には捨てられる恐怖がある。それは鶴井への思いにも当てはまるはず…」と捉える。さらに、「日本総警備計画」の本当の目的を聞き出すことに成功する。「集めた連中を洗脳して現代の226事件を起こさせる。それをツルイ警備が制圧することで、先生は民衆の支持を手に入れる」と森田は告げた。つまり、鶴井は日本を牛耳るために、自作自演を行おうとしているのだった。

その頃、特防課──朝倉の上司・叶美由紀(安達祐実)の元を、警視庁の警視・伊達鉄人(川平慈英)が訪ねる。伊達が手配した朝倉と辻の偽の身分を、ツルイ警備が調べ始めていることが判明したのだ。柏木警視長(宅間孝行)が廊下で立ち聞きしていることに気づいた叶は、小声で伊達をドヤしつけるが…。「朝倉君ならなんとかするはず」と信じていた。

そんなある日、朝倉は不在中の部屋に何者かが侵入したことに気づく。
一方、挙動不審のせいで、周囲に疑われ始めた辻は、「ここを抜け出して、鶴井の計画を公表して、このキャンプをやめさせるべきです」と提案する。だが朝倉は「僕は鶴井代表について行きます!あの人のやってることは正しい」と言い切った。
「朝倉さんは鶴井に洗脳されたのだろうか…。僕にはあなたの洗脳を解く能力はない」と辻は応援を求めて脱走を試みる。だが森田と指導教官の大道寺努(小西博之)に行く手を阻まれる。その横には朝倉!「この男は警察の犬です」と辻の警察手帳を掲げ、ロープを取り出す朝倉。「待ってください、あなたは洗脳されているんです」辻は抗うが、あっという間に緊縛されて、監禁部屋へ放り込まれてしまう。そこには、ジャーナリストの篠崎里奈(芳賀優里亜)も監禁されていた。

辻と里奈、二人のスパイの処理に迷う森田に朝倉が助言する。「鶴井先生のためならなんでもやる、隊員たちの意志と団結が必要です。そのためには全員が共通の秘密を持つべきです」朝倉が提案する秘密とは、スパイを逃がし、隊員全員で追いつめて殺害することであった。「鶴井先生も本当はこれを望んでいたのではないでしょうか」「そうかもしれない…」森田は朝倉のおかげで鶴井の考えが理解できたことに感謝を表す。「これからも僕の力になってくれるね」と。

翌日、辻と里奈は監禁部屋から解放されたが…。防弾チョッキを着せられた二人の前に、朝倉と森田が立ちはだかる。
「今から君たちを逃がしてやる。ただし、我々は5分後に君たちを追いかける。人里まで逃げ切ることができたら君たちの勝ちだ」辻の抵抗虚しく、森田はタイマーをスタートさせる。もう逃げるしかない!辻は里奈の手を引いて駆け出して行く。「君のアイデアは面白い」と森田がリモコンを手に取る。防弾チョッキにはリモート爆弾が仕込んであり、万が一逃げられても、リモコンスイッチを押せば、二人は跡形もなく吹き飛ぶのだ。「本当にやるんですか」と大道寺が問う。「当たり前だ」と森田が朝倉を見ると、朝倉も頷いた。

“ルキフェル”の隊員たちが全員集合する。「諸君、スパイが二名脱走した。国を護るべきこの計画は、決して外部に知られてはならない。これは演習ではない!実弾の使用を許可する!」と森田はスパイの処刑を命じる。朝倉も森田と共にジープに乗り込み、辻たちの行方を追っていく…。果たして、辻の運命は……!?
 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第8話 あらすじ(2014.5.22放送)

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所要時間 約 6分

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あらすじ
病に倒れた元民自党副総裁の大藪公平(品川徹)の見舞いに、警察庁特殊防犯課の警視・朝倉草平(伊原剛志)が訪れた。朝倉の母親は大藪の正妻ではなかったが、大藪にとって朝倉はたった一人の息子であった。「大藪公平の息子だと名乗れば、お前の行く手を阻むものはこの国にはない」と己の後継者に朝倉を指名する大藪。だが朝倉は「母さんの葬式にも顔を出さなかった男の名前なんか、名乗ってたまるか!」とそれを拒否した。
結局、大藪は野心むき出しで擦り寄って来るツルイ警備代表・鶴井浩二(吉田鋼太郎)を後継者に受け入れた。権力をむさぼる大藪と鶴井、朝倉はそんな二人との闘いを決意する。

「鶴井派には手を出さないでと言ったはずよ」上司の叶美由紀(安達祐実)は、ツルイ警備への潜入捜査を目論む朝倉を認めようとしなかった。だが「闘うことは僕のエゴなんです」とまで言い切る朝倉を引き留めることもできず…。「本当はあなたを遠くにも危険な場にもやりたくありません」そう告げる叶に、朝倉は謝ることしかできなかった……

そして朝倉は、警視庁の警視・伊達鉄人(川平慈英)の協力のもと、履歴を詐称してツルイ警備に就職。鶴井の国政レベルの企みを探るべく、豊島署の巡査・辻恵一(松下洸平)と共に、山奥の施設で行われるツルイ警備訓練キャンプ『ルキフェル』に参加する。共に訓練を始める隊員たちは、元自衛官、元警官、元傭兵などで、現状に何かしらの不満を抱く曲者揃いであった。そんな朝倉たち新人隊員を施設長の森田勝利(川野直輝)と指導教官の大道寺努(小西博之)が歓迎する。鶴井の秘書でもある森田は、『ルキフェル』の真の目的が『ツルイ警備の最終構想の第一歩 日本総警備計画』であることを明かす。まったく状況が掴めない辻に朝倉が言う。「ここは軍事訓練をするキャンプです」「ええーっ!?」

森田が語る鶴井の構想は、かなりキナ臭いものであった。「日本総警備計画とは、正しい日本を守ること。諸君らが鶴井先生の理想を支えてくれることを期待する!」と煽る森田に、敬礼で答える隊員たち! 「そうとう危ない所に来ちゃった気がする……」辻は呟く。そんな施設内の様子を窺う怪しい人物も動き出して……

その頃、特防課──叶がひとり、朝倉の無事を祈っていた。そんな叶の元を、最近姿を見せない朝倉の様子を窺いに、柏木警視長(宅間孝行)が訪ねる。「朝倉君は病気療養中なんです」と叶は答えるが、柏木の疑惑は深まるばかりで……

ツルイ警備訓練キャンプ『ルキフェル』は、大道寺の先導のもと、厳しい訓練が始まった。ランニング、スクワット、ほふく前進、組み手、武器の講義……。それらを平然とこなす朝倉。一方、盛り沢山の内容についていけない辻……。

そんな辻に、キャンプ内の食堂で働く篠崎里奈(芳賀優里亜)が接近する。だが里奈は、黒川大樹(阿部亮平)という隊員とも親しいようだ。里奈に振り回される辻をよそに、朝倉は里奈の思惑を見抜く。どうやら里奈は、ツルイ警備の『日本総警備計画』について、嗅ぎまわっているようだ、と。

より軍事色が濃くなる『ルキフェル』の訓練──突入、格闘、そして射撃。本物のMP5(短機関銃)と実弾を使用する。「こんなものを調達できるなんて、ツルイ警備はやっぱり普通じゃない!」
そんなある日の昼食後、辻や隊員たちが激しい腹痛を起こした。里奈がビーフシチューの鍋に下剤を混入したのだ。騒動の中、里奈は森田の部屋に侵入してパソコンを探るが、戻って来た森田に見つかってしまう。
隙をついて逃げる里奈を、銃を構えて追いかける森田。居合わせた朝倉がロープで里奈を絡めとる。そんな朝倉と森田の二人は、ビーフシチューを口にしておらず、難を逃れていた。
「お前は何者だ!?」森田は里奈を厳しく追及するが、彼女は口を割ろうとしない。すると朝倉が、新たな緊縛技によって、里奈の素性を聞き出すことに成功する。彼女の正体はフリージャーナリスト。マスコミ界でもタブー視されるツルイ警備への取材が目的で、『ルキフェル』に潜入したのだった。

他にもスパイが紛れ込んでいる可能性がある。そう睨んだ森田は、隊員たち全員の身元の再チェックを部下に命じた。だがその一方で、使える男に出会えたことに満足していた。
朝倉を部屋に呼びつけた森田は言う。「君、鶴井先生に会わないか? 君のその高い危険対処能力を鶴井先生のために有効活用すべきだ。きっと君なら鶴井先生も気に入ってくださる」と。さらに朝倉が、母親との縁が薄いと知ると「僕と同じだ」と親近感を抱き、朝倉に寄り添う!?……

森田から逃げるようにして戻って来た朝倉は、辻に告げる。「ツルイ警備をぶっ潰すために、その本丸である鶴井本人をどう切り崩せるか、それを探る」と。
その翌日、ついに鶴井がキャンプの視察に訪れた。隊員たちが勢ぞろいする中、森田に先導されて鶴井が壇上に上がる。朝倉と鶴井、二人の視線が交錯する……
 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第7話 あらすじ(2014.5.15放送)

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所要時間 約 4分

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あらすじ
警察庁特殊防犯課の叶美由紀(安達祐実)は、ツルイ警備の創業者・鶴井浩二(吉田鋼太郎)の息のかかった官僚・企業を矯正執行の対象から除外すると決断した。
「鶴井派を敵に回せば、警察にいられなくなる。鶴井派を止めるのは、私ひとりの仕事よ」そう告げる叶を、部下の朝倉草平(伊原剛志)は複雑な思いで見つめる…。

豊島署の辻恵一(松下洸平)は、別れ話で揉め合う男女の修羅場に遭遇するが…。
男は車からゴミのように女を捨てて走り去って行き、泣きじゃくる女性も逃げるように去って行った。

その男・藤堂朔也(姜暢雄)が向かった先は、お金を払った分だけデートが出来る、派遣ボーイフレンド業を営む事務所。
「あの女、マンションも買えないなんて、時間の無駄だった」と悪態をつく朔也に、「なんだカスを掴んだな。しっかりしろよ」とオーナーの比留間次郎(松澤一之)が発破をかける。
すると朔也は、「もっと上客がいるから大丈夫ですよ」と余裕を見せた。

翌日。辻はまたしても、揉め事に出くわしてしまう。
高級スポーツカーに乗る若いカップルが、駐車違反を指摘した警官に抵抗しているのだ。
「私はあなたたちのような、たかが巡査が切符切れるような相手じゃないの」と言い放つ女は、前警察庁長官、現法務大臣の北柴田建の娘・マリエ(岡本玲)。
その隣でにやけているのは、なんと昨日の男・朔也であった。

「絶対、二股ですよ。北柴田大臣のお嬢さん、騙されてると思うんですよね」と辻に話を聞かされた朝倉は、「こいつのことですか?」と『派遣ボーイフレンド』のサイトにアクセスする。
従業員の写真の中に朔也を見つけた辻は、「え? 仕事ってこと? いや、あれは絶対騙してる!」と怒りを募らせる。
「イケメンばかりだから、辻くんには無理かなあ」と朝倉に言われた辻は、自ら率先して潜入捜査へ赴く。

「派遣ボーイフレンドは、女性にトキメキを与えるのが仕事だ!」と比留間が新人の辻へ訓示を垂れる。
「何がトキメキだ!」と内心毒づく辻だが、早速、常連客とデートをすることに。慣れない仕事にあたふたするばかりで…。

そんな中、朝倉の元へ『父倒れた』と電報が届く。その報せを握りつぶす朝倉の脳裏に、寂しげな母親の姿が思い浮かぶ。
そして、父親らしき男の影も…。

一方、朔也は新たな女性客とのデートに張り切っていた。そのお相手は、叶! 辻の捜査に進展がないのを見兼ねた叶が、自ら囮捜査を買って出たのだ。
ジュエリーショップの経営者を装う叶を、朔也はあの手この手で口説き落とそうとするが、全く歯が立たなくて…。

やがて朝倉と叶は、朔也たちが派遣ボーイフレンド業を隠れ蓑にして、客である女性と肉体関係を持ち、結婚をエサに車やマンションを買わせて転売するといった詐欺行為を働いていることを突き止める。

朝倉はマリエに近づき、それとなく朔也のことを伝えるが、マリエは聞く耳を持たない。
それどころか、「失礼な人ね!私のパパの一言であんたなんかどうにでもできるんだからね!」とキレる始末。
「どうぞご自由に。金にも出世にも興味ありません。僕は人生に絶望しているんです」と朝倉は切り返した。

一方、とあるホテルの一室──朔也が必死に叶をくどいている。
ベッドに押し倒された叶は、キスをされそうになって…。
 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第6話 あらすじ(2014.5.8放送)

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所要時間 約 4分

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あらすじ
柏木警視長(宅間孝行)に命じられた保安課の依田刑事(結城貴史)たちが、 警察庁特殊防犯課の警視・朝倉草平(伊原剛志)の行方を追っていた。
追いつめられた朝倉は、不本意ではあるものの、警視庁の警視・伊達鉄人(川平慈英)に助けを求める。

一方、監察に連行された朝倉の上司・叶美由紀(安達祐実)に対する、松山警視監(矢島健一)の取り調べが続いていた。「罪を認めれば穏便に済ませて退職金も出るようにする」という松山に、決して屈しない叶であった。

「貴様のためじゃないからな。叶さんのためだからな!」と伊達が入手した警視庁の資料を調べた結果、人材派遣会社アオスブレインの社長・青須義郎(升 毅)とツルイ警備の創業者・鶴井浩二(吉田鋼太郎)に繋がりがあることが判明する。元警視総監の鶴井は、警視庁のカリスマと称される人物で、いまだに警視庁に多大な影響力を持つ。鶴井派と呼ばれる警視庁内における互助グループ・鶴亀会のメンバーとその息のかかった一派は、ほとんどが警視庁のトップ幹部で、今や鶴亀会の天下であった。高校時代の同級生でもある鶴井と青須は、業務提携を結び、アオスブレインの本社ビルの警備もツルイ警備が担っていた。
どうやら、鶴井派が特防課の内偵からアオスブレインを守るために、叶に収賄の罪を着せて特防課を潰そうと目論んでいるらしい。警察庁の監察までもが協力しているのは、天下りの実権を握っている鶴井派には逆らえないからであろう。そう睨んだ朝倉は、当初の予定通りアオスブレインに矯正執行を行い、アオスブレインを通して、警察に巣くう害虫の群れに干渉することを決断する。「叶さんを助けだすにはこれしかない」と…。

朝倉への協力を買って出た伊達は、豊島署の巡査・辻恵一(松下洸平)と共に、アオスブレイン本社管内の所轄へ赴き、テロ対策防犯訓練が実地されると通達する。「本日アオスブレインから異常の通報があってもそれは訓練だ」という伊達の言葉に、「朝倉さんは逃げてる最中だし、何かとんでもなくまずい大事が起こるんだ!」と嫌な予感がする辻…。

アオスブレイン本社には、ツルイ警備の警備員の他、依田たち刑事も張り込んでいた。「朝倉草平が現れました!」という辻の声に、誘導された依田たちがい なくなった隙に、本社内へ侵入する朝倉。警備員を交わして青須の元へ向かう。不審者が侵入したという通報を受けた所轄は、「防犯訓練、ご苦労さまです」と対応し、朝倉と伊達の計画は順調に進むかのように思われたが、さらに朝倉の行く手を阻むやからが現れた。毒島隊長(菅田俊)率いるツルイ警備の特別部隊だ。傭兵さながらの隊員たちが、様々な武器を用いて朝倉を追いつめ、ついに朝倉は催眠ガスによって倒されてしまう…

「草平、こっちへいらっしゃい」と朝倉の母親が朝倉を呼んでいる。
「お母さんは何でひとりぽっちなの?僕がいけないの?」と寂しそうな母親を心配する少年・朝倉…。意識を失った朝倉は、少年時代の夢を見ていた…

夢から覚めた朝倉の前に、青須が立ちはだかった。そこは、アオスブレインの社長室。後ろ手に縛られ拘束された朝倉に、「君がどんな男か見てみたくてね。それに、試してみたくて…」と青須は、なぜか自慢のコレクションの数々を見せつける。それは、色々な古い時代の拷問道具であった。
「歴史的価値と同時に美術的価値も高い、とても高価なものだ」と、それらを使って朝倉をいたぶろうとする青須だが…。

 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第4話 あらすじ(2014.4.24放送)

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所要時間 約 6分

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あらすじ
豊島区のマンションで、OLの木原聖子が性的暴行を受けたあげく、ロープで縛られて吊るされた遺体となって発見された。部屋は荒らされ、財布からは現金とカードが抜き取られていたが…。豊島署の刑事・辻恵一(松下洸平)と武士沢義人(渡邉紘平)は、この残忍な手口から、単なる物盗りではなく、動機は怨恨ではないかと推測する。
だがそこに、「グーッド! バット、惜しい」という場違いに陽気な声が響いた。高級スーツを身にまとったその男は、アメリカでの研修を終え帰国したばかりの警視庁の警視・伊達鉄人(川平慈英)。FBI仕込みのプロファイリングを得意気に披露し、この犯行は秩序型の快楽殺人であると見立てた。その論理的な分析力に、「…すごい」と尊敬の念を抱く辻であった。

そんな辻たちを、豊島署で待ち受けている男がいた。警察庁特殊防犯課の警視・朝倉草平(伊原剛志)だ。思わぬところで朝倉に再会した伊達は、嫌がる朝倉をハグ! 二人は子供の頃からの親友というのだが、そう思っているのは伊達だけのようだ。「相変わらず無駄に明るいな君は…」と呆れ顔の朝倉は早速本題に入り、伊達の見立ては間違っていると指摘した。「この犯罪は、美学や哲学のある秩序型快楽殺人とは思えない」とロープで縛られた被害者の写真を示し、緊縛にこだわりのある人間なら、そんな縛り方はしない。犯人はもっとゲス野郎で、所詮、目的は金だと告げた。「犯人はまだカードを使っていない」と伊達は勝ち誇った笑みを浮かべるが、タイミング悪くコンビニのATMで使われたと連絡が入って…。

コンビニの防犯カメラ映像には、明らかに女装した男がマスクで顔を隠している姿が映っていた。伊達は、時間が経てば口座が凍結されると判り切って、あえて犯人がカードを使ったのは、自分の知能をひけらかして警察を挑発するためだと判断した。被害者の交友関係と行動パターンを徹底的に洗い出せば、必ず犯人に繋がるという伊達のプロファイリングを元に、豊島署は捜査に乗り出した…。

翌日。警察庁特殊防犯課の叶美由紀(安達祐実)を、伊達が訪ねて来た。美由紀との再会を喜び、花束を渡す伊達だが、やはりそう思っているのは伊達だけのようで、苦笑いの美由紀であった…。

そんな中、朝倉の指示で動いていた辻が未解決の二つの事件との関連を突き止めた。一つは、キャバクラ嬢が通り魔にナイフで顔を切られた事件。もう一つは、初老の女性が歩道橋の階段から突き落とされた事件だ。被害者二人に、木原聖子殺しの容疑者・女装男の写真を見せたところ、同一犯だと判明したのだ。

「どうなってるんだ? キャバクラ嬢にお婆さん、殺された木原聖子とはタイプも年齢も違う。プロファイリング的にあり得ないことが起きている」
伊達はそう言いながらも、絶対犯人は聖子と接点がある筈だと譲らなかった。
折よく、聖子が大学時代のサークル仲間・青木信二と頻繁に連絡を取り合っていたことが判明した。彼は現在、同じサークルの別の女性と結婚しており、聖子との不倫関係の疑いが浮上する。
結局、青木と妻・理沙には完璧なアリバイがあることが明らかになったが、「犯人は必ず俺が捕まえる!見ていてたまえ!」と伊達は常に前向きであった…。

やがて朝倉は、理沙が『呪いのハローワーク』というサイトを利用していた事実を掴む。それは、呪いをかけてもらいたい人間が、呪いをかけることのできる呪術者を探すサイトだ。夫を聖子に寝取られたという理沙は、「殺してくれなんて頼んでいない! 聖子をちょっと痛い目を遭わせたかっただけなのに…」と泣き崩れた。

そのサイトの管理人は、根津海斗(阪田マサノブ)というデイトレーダーで、ワンクリックで数千万から億単位の金を動かす男だ。「恨みや怒りをどこにもぶつけることができない不幸な人が、このサイトで誰かに呪いを頼むことで精神的な安らぎを得られるんです」そう話す根津自身は呪いを信じておらず、ボランティアで運営しているだけだという。犯罪を助長するつもりなはいとアクセスデータを自ら提出した。

朝倉と辻は囮捜査によって、木原聖子を殺害した女装男・三輪二郎を確保。「逮捕はトクボウの仕事じゃない」と、全く状況が読めていない伊達に引き渡した。
三輪はキャバクラ嬢とお婆さんへの犯行も認めた。それらも『呪いのハローワーク』の利用者からの依頼だという。根津への怒りを募らせる辻に、「殺人幇助に問うのも難しい」と朝倉は告げるが…。

「あんたのサイトがなければ、すべての事件は起こらなかった」そう突きつける朝倉と辻を前にして、根津は平然としていた。「たとえ復讐に利用されたとしても、弱いものが泣き寝入りしないですんだんだから、それは正義でしょ。私は正義が行われる場所を提供しているんですよ」そう告げる根津に、朝倉のロープが放たれた!「ゆがみまくったお前の正義を僕が強制的に矯正してやる!」 と……!!
 

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トクボウ 警視庁特殊防犯課 第3話 あらすじ(2014.4.17放送)

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所要時間 約 6分

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あらすじ
ビルの屋上から杉山亜紀という中年の女性が転落した。現場検証に群がる野次馬の中に、警察庁特殊防犯課の警視・朝倉草平(伊原剛志)の姿があった。

朝倉と豊島署の巡査・辻恵一(松下洸平)は、今話題の美のカリスマ・綾野百合子(冨樫真)が経営する『ユリズケア』のエイジレス講座に参加する。百合子が発する言葉と、その美しさを称賛する中年女性たちが、次々と会員契約する様を目撃する。なんでもここのサプリメントや基礎化粧品を使うと10歳は若返るらしい。会員に勧誘され困っている辻に、「無理強いはよくないですよ」と助け舟が…。塩田ヒトミ(南野陽子)という会員の一人だ。美人なのに、気さくなヒトミに好感を抱く辻。ちょっぴりいいムードが漂う…。

『私みたいな平凡な主婦が、辻さんみたいな素敵な方とお友達になれて嬉しいです』。ヒトミから来たメールに、朝倉が勝手にディナーのお誘いメールを返信した結果、辻はヒトミの自宅に招待されてしまう。「勝手なことしないでください」とぼやきながらも、内心はドギマギしていて…。

一方、ヒトミはエイジレス講座での売り上げが達成し、そこで新しいお友達ができたことを百合子に報告。「これからももっと多くの女性にユリズケアを広めて、たくさんの人を幸せにしましょう」と話す百合子と微笑み合うのだった。

その夜、辻はヒトミの自宅で手料理をご馳走に。お土産の花篭がテーブルを彩る。夫は仕事で遅くなるらしい…。「料理は上手だし、美人だし、旦那さんも自慢の奥さんですよね」と辻は上機嫌。対照的にヒトミは表情を曇らせた。

辻と入れ替わりに、ヒトミを訪ねた朝倉は警察を名乗り、杉山亜紀が意識不明の重体であることを告げる。「そんな…。まさか、自殺ですか…」と驚くヒトミ。亜紀とは親友なのだ。何も心当たりはないというヒトミだが…。
翌日、百合子の前では「私が亜紀をユリズケアに誘ったせいです」と自分を責めていた。だが百合子は、在庫を抱え過ぎた亜紀自身の問題で、ヒトミのせいではないと慰め諭すのだった。

その夜、朝倉は辻の運転でヒトミの家の近くへ。なんと車の受信機からヒトミの声が! 辻がお土産で渡した花篭に盗聴器を仕掛けていたのだ。「最低ですね!」と怒る辻に、「本当に最低なのは、これからです」と朝倉はいう。結果はその通りに。ヒトミが夫・敏雄から酷い仕打ちを受ける様子が伝わってくる。それは、辻にとっては聞くに堪えないことばかりで…。

激しく敏雄に罵られたヒトミは、携帯電話に知らないアドレスから届いたという画像を見せる。それは朝倉が送信したもので、敏雄と若い女の浮気現場の写真。ヒトミは離婚を切り出すが、敏夫は出世に響くと、それすらも拒否した。

家を飛び出してきたヒトミに声をかける辻。思わず「一緒に逃げて」とすがってしまうヒトミだが、躊躇する辻を感じて自ら去って行く。そんなヒトミの行き場所は、百合子の所しかなかった。「私にはもう先生しかいません」と号泣するヒトミを、「大丈夫よ。あなたには私がいるわ」と優しく抱きしめる百合子だった。

しかし当の百合子は、亜紀の転落事件に偽造自殺の疑いが浮上し、記者会見を行うことに。借金させてまで無理やり商品を買わせていたのではないかと詰問された百合子は、「ユリズケアは女性に幸せになってもらうために作った会社なんです。もし押し売りするような会員がいたとしたら、私は許せません!」と断言した。駆けつけたヒトミがショックを受ける。その一部始終を朝倉が見ていた。むろん、偽造自殺とガセネタをタレこんだのも朝倉だ。

特防課──叶美由紀(安達祐実)もその記者会見を見ていた。そこに映り込んでいた朝倉に気づいた柏木警視長(宅間孝行)が、怒鳴り込んでくる。「朝倉のスタンドプレイを食い止めないと、上司の君もただでは済まないからな!」

ビルの屋上、今にも飛び降りそうなヒトミ──。辻が駆けつける。そして、「どうですか?信じていた人に裏切られた気持ちは」と朝倉も…。ヒトミはトップクラスの会員勧誘数を誇っていて、亜紀や辻のこともカモとしか思っていないと告げる朝倉に、「ヒトミさんはそんな人じゃない!」と反論する辻。だがヒトミは、親友の亜紀まで犠牲にしてしまったと泣き崩れる。自分は若くもなく何の取り柄もない主婦、せめて見た目だけでも綺麗でいるしかないと思い詰め、百合子を頼ったのだという。そんなヒトミを見守ることしかできない辻に、朝倉は告げる。「行きましょうか。害虫駆除に」と。

「多くの女性に幸せになってほしい…」朝倉と辻を前にした百合子は、平然と綺麗ごとを並べ立てた。若く綺麗でありたいという女性の切実な思いにつけ込んだ悪徳商法は許せない!辻の怒りが爆発する。「女はお金がかかるものなの。違法行為の証拠でもあるの?」と開き直る百合子に、なぜか朝倉は健康に対する独自の持論を展開。「美だ健康だと軽々しく口にするあなたが気に入らないんですよ」と百合子をロープで縛り上げて…。「特防課に証拠はいらない。朝倉草平、矯正執行入ります」朝倉の瞳が異様な光を放つ……!
 

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トクボウ警察庁特殊防犯課 第2話あらすじ

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所要時間 約 1分

トクボウ警察庁特殊防犯課 4月10日放送分(第2話)
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あらすじ
警視・朝倉草平は、ドSな上司・叶の指示で、“JKお散歩”のメッカ・秋葉原へ…。
JKお散歩とは、女子高生(JK)がお散歩と称して男とデートをし、お金を得るアルバイトの事だ。
朝倉は、豊島署の辻を囮捜査に巻き込み、女子高生・かおりに接触。
彼女たちを裏で操る男・須藤を突き止める。
彼は一流大学・法学部の学生で、JKたちのあこがれの存在。
「俺たちを逮捕できる法律なんてない」と豪語するが…。果たして…!?
 

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